Apple WatchでECGが使えるようになるかも?

この数日で個人的に最大の話題です。

ITmedia NEWS
2020年06月06日 12時23分

Apple WatchのECGを取り巻くこれまでの経緯

簡単に説明すると、現モデルのApple Watchでは心電センサーが搭載されました。元々取れるじゃん、って思った方もいるかもしれませんがそれは心拍センサーです。心拍は心臓が動作する回数ですが、心電センサーは心臓を動かす神経パルスを捉えるものです。

心電センサーともなると、各国で扱いはまちまちですが医療機器扱いになってきます。本家アメリカではFDAが審査するわけですが、そこはきっちり事前の準備があったのでしょう、解禁はすぐでした。次いで欧州なども認可していったというのがこれまでの流れになります。

ECGが使えると心臓疾患の前兆を捉えられることも可能となり、実際ちょくちょくApple WatchのECGで大事に至る前に救われた人がいるとニュースになりました。

さて、では日本じゃどうかというと厚生労働省によって医療機器は認可されなくては使えません。で、現在(2020年6月)に至っても認可はされていません。

“何故か”という問題については憶測程度でしかニュースになっていないようです。一応定説として言われているのは一つにApple WatchのECGが所謂医療機器として出ているものに比べれば信頼度はそこまでじゃないという根本的問題があるという説を聞きます。それから厚生労働省では認可した物に対してアップデートがあれば取り直しになる、けどデジタルガジェットの世界ではモデルも毎年のように更新されますしソフトウェア・アップデートはしょっちゅうなわけです。だからAppleは諦めているという説もありました。

Apple WatchとECGが欲しい理由

そんなわけで私も諦めてたんですがここに来て希望が出ました。そもそもなんでそんな欲しいのという話も少し。

正直言えばWatch型のガジェットは全然欲しくないです。ただでさえ連絡来るのが億劫なのにというのが正直なところ。あと分厚い時計なんて腕に付けたくありません。付けたとしてもチプカシが限界です。

個人的にはそんな評価のApple Watchですが、一人でいる時には今後命を救われるかもと思うのが欲しいポイントです。心拍・心電を取れることで命にかなりクリティカルに関わる心臓の異常が捉えられるならこれほど有り難い話はありません。年配の方の話で、たまたま家の人がいたから心臓発作で倒れたけど大丈夫だった、なんて話を聞きます。でもそれ一人でいたら死んでたということですから。そういうリスクが軽減できることを期待しています。

さらにApple Watchには転倒検出という機能があります。その名の通り転倒するとそれを検出してくれます。そこから予め設定された緊急電話に連絡してくれるなど、これも一人でいる時のもしもに備えて欲しいものです。

自分の安全・安心のために欲しいというのが大きいのですが、でもこれそもそも近未来感溢れる話だと思うんですね。一昔前じゃ無理な話ですよ。「ウェアラブル」という単語自体は30年前から存在していますがまさかこうなるとはね、としみじみ思ってしまいます。童心さながら目をキラキラさせたいですね。

たのむー!実現してお願いホントにおねがい!!