[GAME] OCTOPATH_TRAVELERとRPGと確率

今更ながらスクエニからNintendo Switch用RPGとして登場したOCTOPATH TRAVELERをプレイしてみました。

一応先に言っておくと、これを書いてる私はストーリーのあるゲームが非常に苦手です。好きなゲームは世界樹の迷宮だとかDARKSOULSみたいに“口数の少ない”ものです。だから根本的にスクエニゲーや一般的なRPGに向いてない性なのでその点であまり参考にはならないと注意だけさせておいてください。

Nintendo SwitchのRPG

割と初期の頃から言われてますが、Switchのソフトは充実という点でいうと少々厳しいかな思います。私は初期の頃に買ったんですが、Atlusの名作ゲー世界樹の迷宮がSwitchでも出るに違いなんて思い込んだがためです。尚2020年6月現在世界樹の迷宮は出てないし噂もありません。なんてことだ…。

他に面白いゲームがあればいっかと思うのですが、そもそもリメイクやインディーズを除けばタイトル数はやはり少ないと言わざるを得ないのが現状ではないかと。

そんな中で出たのがOCTOPATH TRAVELERです。出た当時はやっとSwitchにも大作RPGが来たと言われてましたね。私も速攻でポチって少しやってたんですがすぐにダルくなって今まで放置していました。

OCTOPATH TRAVELER

ゲーム自体はスクエニらしいストーリー長め、戦闘はほどほど、難易度もほどほどといった感じ。美麗なドット絵は話題になって、実際にプレイしてもそのドット絵表現はすごいなぁと感心しきりです。ビジュアルとストーリーに気合をいれるスクエニらしさが本当に出てますね。

フィールドコマンド

今までRPGといえば「勇者御一行が民家に押し入ってアイテムかっぱらっていく」、「同じ言葉を延々繰り返す街人」というのが鉄板ですが、そこに一石を投じようとした(?)と思われるのがこのシステム(詳しくはリンク先見てください)。

要はキャラごとにNPCに対して「NPCを倒す」、「情報を得る」、「一緒に連れて行く」、「アイテムを得る」という4つの行動から1つを選択出来るものです。4名PTを組むのでバランス良くすれば全部できますし、必要なときだけ入れ替えてもokです。

1つの行動に対しては正当と邪道がキャラによって設定してあって早い話が「LVやお金が足りていてそれらを使って得る」OR「確率でリスクを取って得る」ということです。そしてこれが厄介なところ。

ゲーム内のNPCには時折レアアイテムを持っている場合があります。これを手に入れるためには確率で盗むかお金を払って売ってもらうわけです。序盤はお金がないので盗むんですが確率が3%くらい。でもリロードを繰り返せば取れます。

他にも情報を得るのはLVが足りていればノーリスクですが、足りなければやっぱり確率になります。

確率

目の前にある餌は全部取っていきたいプレイヤーは私もですが相当いるのではないかと。そういう人は確率に挑むのが必須になります。そうなるともうNPCがいる街にたどり着きたくなくなる。NPCとひたすら確率ゲーさせられることになるから。

このゲームに限らず確率要素を入れてくるゲームは多いです。でも個人的には確率は無視できない要素に関してなるべく入れてはいけないんじゃないかと。確率引けるまで作業するのはお世辞にもいいゲームではないでしょう。フィールドコマンドのシステム場邪道と正道を分けてしまったがために入れたんでしょうけどあまりにも機能していないと言わざるを得ない。

ストーリー

8人の主人公がそれぞれのルートを持っている形です。みんなキザったらしいほど善人ムーヴをかましていきます。私は心が穢れてるので途中くらいから全部スキップです。ドット絵だけどキャラが動いたりもするので会話速度が非常に遅いのもストレスでした。

スキップ

さて私のように綺麗なストーリーを直視できない人たち用に一周目から全部スキップ出来るようになっています。しかもその要約を見ることができるようになっています。ストーリーを見返す回想もあるのでスキップしても問題ない。これは流石かなと。

戦闘とジョブ

第二章に入るLV20半ばになるとサポートジョブがゲットできます。サポートとは言いますが本職と変わらないスキルセットを付けれるのでPT構成も最大効率考えなければ一応なんとかなるようになっています。

サイラス強すぎ問題

実は先述のように一度挫折していて、その最大の理由がサイラスを使っていなかったからに尽きます。サイラスしかザコ相手の範囲殲滅はデフォルトで出来ませんし、エンカウント半減がないと道中でしょっちゅうエンカウントしてストレスが溜まります。サポートジョブが開放されればいいですが、序盤はまず真っ先にサイラスです。

純粋な魔法使いジョブがサイラスしかいないのですが、この魔法がバカみたいに強い。剣やら斧やらでペチペチやってるのが単体相手にダメージ500程度なのにサイラスは素で全体に1000超えします。1ターンでBUFF付けてBPパサーも乗せれば5000〜とか出るのでもうワンパン状態に。SPの効率も良くできるので恐ろしい性能になります。

他のジョブでも最終奥義が出てくればまた別としてもやっぱりサイラスの使い勝手がよすぎる…。サイラス(魔法ATK)がいなかったらひたすら単調な作業ゲーをエンカウントごとに繰り広げることになります。

逆に言えばサイラスさえいれば装備を揃えたりサポートジョブで色を出していったり面白いです。

かなりネガティブ寄りな記事になってしまいました。でも確率の問題とサイラスの問題さえなければ流石に良く出来たRPGだと思います。私はできないですがロールプレイで没入してストーリーを追える人には楽しいんじゃないでしょうか。

Switch向けのゲームもっと充実してくれないかなぁ…。