[本] レインボー・シックス
今は亡きトム・クランシーの小説は映画、ゲーム、ドラマと様々な媒体でも活躍していますね。近年でもAmazon Primeのドラマでジャック・ライアンシリーズが出たりもしました。小説はものすごい数書かれていて、私もまだ全部読めているわけではないのですが、未だに少しずつ読み進めています。
そんな中でゲームが有名なレインボー・シックスもライアンシリーズの流れに含まれます。小説も面白いからちょっとだけ紹介します。
トム・クランシーの作品
作品を知っている人は多そうですが、トム・クランシーのシリーズという点ではあまり知られていない気がします。物騒な世界情勢と情報機関、そしてミリタリという一部の人にはものすごく受けそうな作品群を書いています。
ジャック・ライアンシリーズ
トム・クランシーはいくつかのシリーズを書いたわけですが、一番有名なのはジャック・ライアンシリーズです。先述しましたがAmazon PrimeのOriginalシリーズという枠組みで最近「CIA 分析官 ジャック・ライアン」として映像化もされました。
因みに映画化はこのシリーズいっぱいされていて、「レッドオクトーバーを追え」「今そこにある危機」「パトリオット・ゲーム」などがそれにあたります。どれも名作ですし、主演もハリソン・フォードやらショーンコネリーといったすごい人達が演じています。
さて少し話がそれてしまいましたが、ジャック・ライアンというのは架空の人物です。この人は元々海兵隊ですが事故に遭いCIAの分析官に、その後政治の世界へ入り果ては大統領になっていくわけです。分析官というのは様々な諜報活動で得た情報を分析して役立つようにしていく人たち。ライアンもその中の一人で普段は分析官していますが、テロには巻き込まれるわ大国同士の争いが起きる真っ只中にぶっこまれたりと半ばスパイ物になったりもします。
尚作風ですが結構USA!USA!しているのも特徴。日本もちょいちょい目の敵にされたりします(日米開戦というのも書いてるしね)。
レインボー・シックス
ようやく表題のレインボー・シックスの話です。なんでライアンシリーズのことを書いたかといえばレインボー・シックスはライアンシリーズ外伝みたいなものだから。ゲーマー界隈だとライアンはしらないけどレインボー・シックスは知ってるという人が多いんじゃなかろうか。
レインボー・シックスとは
レインボーという特殊部隊の名称です。所謂対テロ部隊ですね。あまりライアンは登場しないのですが世界観はライアンシリーズを引き継いでいます。
本作主人公ポジションのジョン・クラークを筆頭にドミンゴ・シャベスなど猛者達を集結させた部隊となっています。この人達はシリーズ内の他作品でもちょいちょい顔を出すのでその点でもニヤニヤできます。映画でも今そこにある危機でクラークは出てきたんじゃないかと。
ストーリー(ネタバレは無し方向で)
最強のテロ対策部隊を作るとどっかの誰かが世界中でテロを起こし始め、それに対応していくといったストーリーです。本家ライアンシリーズは分析がメインのある意味裏方的な話だったりライアンの家族愛的な話が結構はいっていて間延びすることが多いのですが、レインボー・シックスはとにかく派手にドンパチし続けています。そういう意味では飽きずに読めます。
ライアンシリーズではあるのですが、当のライアンはさほど関係する話ではないのでこれ単体で読んでも問題はないでしょう。
好きな人は好き
小火器いっぱい出てくるし、対テロ部隊かっこいいし、細かい話は抜きって作品なのでそういうミリタリー好きさんは読んでみて下さい。もちろんFPSゲーのレインボー・シックスやってる人が読んでも面白いかもしれない。