バイク用ジーンズと裾上げ

弊blog初のバイク系記事である。なのにいきなり裁縫ネタとは如何なのか。もっとかっこよくツーリングしました!とか手入れました!とかしたかった。前置きはさておきバイクウェアのすゝめが今回のネタであります。

バイク用ジーンズ

普通のジーンズと何がちゃうんや、という話ですが以下の写真を見てみて下さい。

56design×Edwin 056

これは今回買ってきた56designとEdwinが作った056シリーズになります。ちょっとフレームに収まりづらくて折ってあるけどね。

見て欲しいのは股の広がり方で、バイクに跨ると普通のズボンは股のところが張ってしまうのでバイク用は膨らみを持った形になっていて足の動きを邪魔しない。跨ってしまえば普通のでもまぁいいかって気はするけど、跨る時は足を上げるのでしんどい思いをしたことがある人も多いハズ。その点バイク用は楽だし、跨ってても邪魔しないから楽。用品店で売ってるので是非試して頂きたいと思う。

バイク用品店で買うと困ること

そう、裾上げをやってもらえない。もしかするとやってくれる店舗もあるのかもしれないけど、基本は無理だと思います。ジーンズショップなら絶対やってくれるけどこれが用品店で困るところ。というわけで今回はまさかの裾上げネタなのである。アイロンとミシンが必要なので、持ってる人or興味ある人は読んで下さい。

裾上げの仕方

折る場所を決める

ジーンズショップで買うときと同じように靴を履いてみて良い感じのところで折り返せばそれでオッケーです。が、バイク用の場合は気をつけるポイントがある。それは長めに取っておくこと。ステップに足を乗せればアメリカンなどのフォワード制御以外は膝を曲げることになる。そうするとその分ズボンも長さがないと足首がでちゃってつんつるてんということに。これはダサい。

さらに、信号で止まったりして足を出す度にだんだんズレてきちゃったりステップにちょっと引っ掛けてしまってずり上がるなんてこともある。だから普通のズボンに比べて長く取らなきゃいけないわけです。

どれくらい長さを余分に取るかは人によると思いますが、自分の場合はまっすぐ立った状態で土踏まずのあたりくらいまでは取ってます。余分なところはブーツの足首部分にグイっとかぶせておけばオッケー。あまりオススメはしないですが、足首部分のない普通のシューズであれば靴履いた時に踵を踏まないラインにすればいいのではないかと思います。足を曲げてみたりして自分なりの位置を出して見て下さい。

次に折った部分をアイロンかけて折り目をしっかりしておきます。ここを横着するとミシンで縫った時ミスしやすいので急がば回れ、きちんとやっておきます。

裾は三つ折りにするので、切る前にそこもアイロンで折り目を付けておきます。だいたい2cm弱あればいいかと。折り込んじゃうし素人仕事ですから。。。ざっくりと。

ちょっと見えにくいかもしれないけどこんな感じになります。後は折り込むシロも考えてカットします。

次にまち針を打って仮止めをしておきます。写真だとまち針の向きがミシンかけるとき抜けにくいので逆に。。。わかっていたのにやらかしてる系ですね、お恥ずかしい。

ミシンで縫う

ミシンがないからといって手縫いはあんまりオススメしないです。出来栄えとか何より強度の問題があるので。なのでもしミシンやアイロンがないならやらないほうが吉です。

ミシンの設定は三重直線縫いが一般的なのではと思いますが、丈夫そうであればDIYですし好みのものにしてもいいでしょう。

糸も手にいれておく必要があります。ジーンズ用だとオレンジっぽいのが一つあれば違和感なく使えて便利です。黒とか白でいいやってやると出来栄えは思っているより残念な感じになります(経験者は語るっていうね)

今回使った糸はFUJIX #30(厚地用) col.37です。FUJIXにしておけばとりあえず安心かと。今回のジーンズは実はステッチが赤なので、きちんと合わせるなら合ったカラーを探すと良いと思います。この場合col.39かな。で、ボビンももちろん作ると。

ミシンの抑えの位置でだいたいの当たりを付けます。あんまり下すぎるところを縫うとダサいですが、上すぎて生地が重なってないところ縫っても困るので程々のところを狙います。

後はひたすら縫うわけですが、ジーンズは縦の縫合箇所がすごく分厚いのが特徴です。一般の家庭用ミシンだと進まなくなったりするので、そこだけは速度を落として手でも生地の送り出しを少しだけ手伝うような感じでやります。最悪針が折れたりするので、分厚いところだけはゆっくり、これは守って下さい。

そして完成です。これからバイク乗りの敵、梅雨がくるので今のうちに快適装備を手にいれるのもいいんじゃないでしょうか。私もこれでバリバリ走りたいと思います。

1件のピンバック

コメントは現在停止中です。